今月も2020年10月の「月例セキュリティ更新プログラム」が配信されました。
最大深刻度が【緊急】のものもあるため、なるべく早め早めにアップデートしておきましょう。
新規セキュリティ更新プログラムに合わせて、既存の脆弱性情報 3 件の更新を含んでいます。
2020年10月のセキュリティアップデート
製品ファミリ | 最大深刻度 | 最も大きな影響 | 関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ |
---|---|---|---|
Windows 10 v2004、v1909、v1903、 v1809、v1803、v1709 | 緊急 | リモートでコードが実行される | Windows 10 v2004: 4579311 Windows 10 v1903 および Windows 10 v1909: 4577671 Windows 10 v1809: 4577668 Windows 10 v1803: 4580330 Windows 10 v1709: 4580328 |
Windows Server 2019、 Windows Server 2016、 Server Core インストール (2019、2016、v2004、v1909、v1903) | 緊急 | リモートでコードが実行される | Windows Server 2019: 4577668 Windows Server 2016: 4580346 Windows Server v2004: 4579311 Windows Server v1903 および Windows Server v1909: 4577671 |
Windows 8.1、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012 | 緊急 | リモートでコードが実行される | Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 マンスリー ロールアップ: 4580347 Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 セキュリティのみ: 4580358 Windows Server 2012 マンスリー ロールアップ: 4580382 Windows Server 2012 セキュリティのみ: 4580353 |
Microsoft Office 関連のソフトウェア | 緊急 | リモートでコードが実行される | Microsoft Office 関連のソフトウェアに関連するサポート技術情報: 4462175、4484417、4484435、4484524、4486663, 4486671、4486674、 4486678、4486679、4486682、4486688、4486689、4486692、4486695、 4486700、4486701、4486703、4486707 |
Microsoft SharePoint 関連のソフトウェア | 緊急 | リモートでコードが実行される | Microsoft SharePoint 関連のソフトウェアに関連するサポート技術情報: 4484531、4486676、4486677、4486687、4486694、4486708 |
Microsoft Exchange Server | 重要 | 情報漏えい | Microsoft Exchange Server に関連するサポート技術情報: 4581424 |
Microsoft Dynamics 365 関連のソフトウェア | 重要 | 特権の昇格 | Microsoft Dynamics 関連のソフトウェアに関連するサポート技術情報: 4578105、4578106 |
Microsoft Visual Studio 関連のソフトウェア | 重要 | リモートでコードが実行される | Visual Studio 関連ソフトウェアのセキュリティ更新プログラムの詳細については、セキュリティ更新プログラム ガイドを参照してください。https://portal.msrc.microsoft.com/ja-jp |
Microsoft .NET 関連のソフトウェア | 重要 | 情報漏えい | Microsoft .NET Framework に関連するサポート技術情報: 4578968、4578969、4578971、4578972、4578974、4579976、4579978、 4579979、4580328、4580330、4580346、4580468、4580469 |
Adobe Flash Player | 緊急 | リモートでコードが実行される | Adobe Flash Player に関連するサポート技術情報: 4580325 |
2020年10月のセキュリティアップデートは上記のとおり。
かんたんにまとめると、以下の製品が対象です。
Microsoft Windows
Microsoft Office and Microsoft Office Services and Web Apps
Microsoft JET Database Engine
Azure Functions
Open Source Software
Microsoft Exchange Server
Visual Studio
PowerShellGet
Microsoft .NET Framework
Microsoft Dynamics
Adobe Flash Player
Microsoft Windows Codecs Library
既存の脆弱性情報とセキュリティ アドバイザリの更新
CVE-2020-1147 (.NET Framework, SharePoint Server, Visual Studio) が更新されました。
CVE-2019-1181 (Remote Desktop Services) が更新されました。
CVE-2019-1182 (Remote Desktop Services) が更新されました。
新規セキュリティ更新プログラムだけでなく、既存の脆弱性情報 3 件も更新されています。
最新のサービス スタック更新プログラムについてはコチラからご確認ください。
次回のセキュリティ更新プログラム
次回のセキュリティ更新プログラムのリリースは、2020年11月11 日に予定。
詳しくは、公式サイトの年間スケジュールを参照ください。
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